Webレポート

事業名

大沼サスティナブルキッズレンジャー養成塾

【七飯町】大沼エデュケーションパークプロジェクト Webレポート

◆団体名 大沼エデュケーションパークプロジェクト

◆事業名 大沼サスティナブルキッズレンジャー養成塾

 

第1回6月15日土曜~16日日曜 大沼国定公園のワイズユースを推進する体験型アクティ ビティ造りの第1回目は、大沼に降り注いだ雨水が川とな ってたどり着く函館湾の七重浜海水浴場で行われる「こど もカーニバル2024」にブースを出展して水循環のPRと、 海を豊かにする森づくり活動の紹介、大野農業平野の水源 地の一つである大沼の水質浄化の取組紹介を行いました。 昨年から森づくりイベントで連携している大町の創作燻製 カフェT 's smokeさんとコラボして、森づくりの副産物を 味覚で感じるスモーク体験も行い、会場参加者に森と水の繋がりを五感+情報で伝える事ができま した。 

 

第2回:7月13日土曜~14日日曜 大沼国定公園の体験観光の造りの一環として、軍川、宿野 部川、霊泉洞、千代蔵温泉水の採水をしながら大沼を巡るル ートを開拓しました。地元のミネラルウォーター会社の採 水地も見学し、大沼地ビールの方から伏流水の硬水軟水の 特徴や味の違いを教えてもらいました。観光客があまり立 寄らない伏流水の試飲ポイントを巡る際に、地表水の環境 問題も伝える事ができるようになるために、大沼湖に流入 する河川の水質測定を行い、最後に湖のアオコが浮遊して いる場所も確認しました。風光明媚な観光地の言葉と対照的に足元に広がるアオコを眺めながら、 これを題材にプラス面のメッセージを来訪者に伝える工夫についても話し合いました。2日間のま とめでは森の冒険遊びを通じて、健康な森を育てること心地よさを体感的に学びました。また伏流 水を増やすための間伐と森づくりを続けることで、地道ではあるが湖の水質が希釈効果によって改 善されると知りました。 

 

第3回:9月21日土曜~22日日曜 地元を離れて客観的に大沼での環境再生型観光を考える ために、遠征キャンプを実施しました。せたなの良瑠石川 (らるいしがわ)に鮭を戻す切れ目の入ったダムの見学と、 再生した川に戻ってきた生き物の観察を行いました。川を 遡って切れ目の入ったダムを実際に見学しながら自然再生 のお話を聞き、10年でせたな町にシャケが戻ってきたとい う事実を学びました。川を遡りながら、カジカやウキゴリの 違い(吸盤)を観察したり、熊の足跡を探したり、サルナシ の実を食べたりと楽しいフィールドワークとなりました。大沼に戻り、環境再生をエコツアーコン テンツに取り込む為に必要な要素を話し合いました。良瑠石川での体験は、川の生き物を捕まえる 等楽しい要素はあったものの、環境再生自体に参加者が関与したという達成感や自己有用感には繋 っていなかった為、大沼でのツアーには直接作業を伴った達成感を味わえるコンテンツを盛り込む 必要性を再確認しました。 

大沼エデュケーションパークプロジェクト
e-水コース

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