Webレポート
常呂海岸クリーン活動
【北見市】北見エコスクール SDGs 協議会 Webレポート
◆団体名 北見エコスクールSDGs協議会
◆事業名 常呂海岸クリーン活動
北見エコスクールSDGs協議会では、私たち北見市民にとってなじみ深いオホーツク海と常呂海岸を守ることを目的 とし、令和4年より海岸の清掃活動とマイクロプラスチッ クの観察会を行っています。
今年度は、7月28日(日)に地元の高校生、夏休み中の小学生を含む家族連れ、地元企業の方々40名にご参加いただき、活動を実施しました。 初めにごみ拾いでは、常呂常南ビーチを中心に海岸の左右に別れ、海の漂流ゴミや、海岸利用者が残していったごみなど、合計105.1㎏のごみを回収しました。
また、回収したごみを種類ごとに分別したところ、ビ ニール製のロープや、発泡スチロール、長靴、浮き等のプラスチック製品のゴミが半分以上を占めており、普段、生活の中で使用しているプラスチックが投棄され、海や海岸を汚してしまっていることを再確認しました。 その他、ペットボトルやビン、缶なども散見され、中には外国語の表記のものもあり、身近なオホーツク海が世界中の海と繋がっていることを再確認することが出来ました。
ごみ拾い終了後は、参加者全員でマイクロプラスチックの観察を行いました。初めに海岸の砂を集めふるいにかけた後、海水と砂を混ぜ、マイクロプラスチックを砂と分離させました。その後、上澄みの水をコーヒーフィルターに通し、マイクロプラスチックを集め、顕微鏡で観察を行いまし た。 初めは、中々マイクロプラスチックを見つけることは出来ませんでしたが、顕微鏡を通し、観察をすることで、身近な常呂海岸にも世界中で問題になっているマイクロプラ スチックがあることがわかり、主催者含め参加者全員でマイクロプラスチックの問題について考える良い機会となりました。また開催後のアンケートでは、「毎年様々な団体が海岸の ごみ拾いを行っているにも関わらず大量のごみが落ちてお り驚いた。」、「実際にマイクロプラスチックを見ることが出来、他人事ではないと感じた。」等の回答が多く寄せられ、参加者全員で常呂海岸の現状を知ることが出来た1日であ ったと考えています。当協議会としては今後も、常呂海岸と海を守るため、市民参加型の清掃活動を継続していくとともに、若い世代を含めた環境学習の機会を設け、環境保全意識の高揚を図って いきたいと考えています。

北見エコスクールSDGs協議会
常呂海岸クリーン活動