Webレポート

事業名

滝上ウキウキリバー探検隊

【滝上町】渚滑川水系資源教育推進実行委員会 Webレポート

◆団体名 渚滑川水系資源教育推進実行委員会

◆事業名 滝上ウキウキリバー探検隊    

 

渚滑川の水質の良さと、周辺の自然環境の質は、国内・道 内でも屈指のレベルであり、後世に残すべき資源として保全と活用が求められています。 こうした保全すべき資源の認知と次世代に繋げるための 取り組みとして、子どもたちに対する環境教育と、流域資源の特色を生かした教育を実践できる人材育成を目的とした 「滝上ウキウキリバー探検隊」事業を実施しています。 本事業では、滝上町の地域性を活かす取組みとして、各種団体や近隣市町村と連携を図り、広域的な視点で保全を進める一方で、渚滑川の質の高さだけでなく、渚滑川水系以外の資源との関連性・重要性を認識し、その魅力を地域内外に発信することで地域の振興策にも寄与することを目的として掲げました。 「川遊びから拡がる環境教育推進活動」をテーマとした、「夏の渚滑川であそぼう!」は7月13日に実施しました。

 今年は滝上町内の子どもたちを募集し、小学生11名の参加がありました。 当日は、前日からの降雨により河川が若干増水していましたが、危険性はなく、予定通り川遊びを実施することができました。講師を招いての水生昆虫の紹介や釣りを行う上でのマナーや釣りの楽しさを教えていただき、地元河川環境の素晴らしさを学ぶことが出来ました。また、今年から防災時に役立つスキルを身に着けることを目的とした、ごはん作り体験を行いました。「魔法のかまどごはん」と呼ばれる新聞紙を燃料とした、水や電気を使用 しない炊飯器でご飯を炊き上げ、地元の食材と一緒においしいご飯を作ることができました。 「流域資源の保全と学習」をテーマとした、「絶滅危惧種・ニホンザリガニを守ろう!」は9月29日に実施しました。渚滑川の流域に生息する貴重な地域資源や環境保全の重要性について学ぶために実施し、子ども から大人までの18名の参加がありました。 まず、事前の学習として、滝上町文化センターで映像学習を行い、絶滅危惧種や特定外来生物について図や資料を用いて学びました。渚滑川流域の生態系に与える影響がどの程度まで及ぶのか、また伴う危険性はどのくらいあるのか等講師の説明を交えて学ぶことができました。

フィールドワークでは、事前の映像学習で学んだことを現地で確かめるために、滝上町水泳プール裏の沢(渚滑川支 流の沢)に行き、大小さまざまな二ホンザリガニを実際に自分の目で確認したり、触れてみたりすることでその希少性 について改めて学ぶことができ、自然環境を保全していく ことの大切さを知る良いきっかけとなりました。 調理体験では遠軽町で獲れた特定外来生物に指定されているウチダザリガニを用いたトマトパスタを作りました。 カニとエビを掛け合わせたような食感と味で参加者も大変 満足された様子でした。 

今後も、地元の自然環境を優れた地域資源と捉え、地元愛を育むと共に、そのことを地域内外へ発信することが出来る人材育成が出来るよう本事業を継続していきたいと考えています。

渚滑川水系資源教育推進実行委員会
しずくコース

渚滑川水系資源教育推進実行委員会

事業名

滝上ウキウキリバー探検隊