Webレポート
おかえりなさいサケプロジェクト
【千歳市】 チトセコ Webレポート
事業名: 『おかえりなさいサケプロジェクト』 千歳川周辺環境の保全事業
チトセコは、北海道e-水プロジェクト助成金を活用し、千歳川周辺環境の保全事業を実施しました。
本事業では、親子が楽しみながら環境問題について学び、行動につなげることを目的に、ごみ拾いとBINGOを組み合わせた活動「CLEANGO」を開催しました。実施日はサケの遡上が始まる時期に合わせ、2025年7月5日に実施しました。
当日は、千歳水族館館長・菊池氏による講話、当団体による「ポイ捨てごみの行方」に関する話を行った後、段ボールで作成したBINGO用紙を使って「どんなごみが落ちているか」を予想。参加者は3チームに分かれ、約30分間のごみ拾いを行いました。回収後はごみの種類を全員で確認し、予想が当たればチェックをつけてBINGOを楽しみました。さらに、千歳水族館のバックヤードツアーや、ごみ拾いの振り返りワークショップを実施し、「サケに伝えたいこと」「ごみ拾いで気づいたこと」を書いて発表しました。
参加者は15家庭40名(大人18名、子ども22名)で、「楽しかった」「遠くから帰ってきてくれてありがとう(サケへのメッセージ)」「マイクロプラスチック問題がとても大事だと実感した」などの声が寄せられました。また、家庭で地域のごみについて話す子どももおり、親子で楽しみながら環境問題への関心を高めるきっかけとなりました。
イベント後には、サケが本格的に遡上する9月1日から30日までの期間、活動内容をパネル展示として千歳水族館に掲示しました。イベントに参加できなかった来館者にも、美しい川でサケを迎える大切さを知ってもらえるよう工夫しました。展示の中には、来館者がQRコードから記入できる「アクション宣言」を設置し、「子どもと一緒に楽しく行動したい」などの前向きなコメントもいただきました。
本事業の開催にあたり、さけのふるさと千歳水族館、道の駅サーモンパーク千歳、さけのふるさと村教授会、千歳高校FSC、北陽高校ボランティア部の協力をいただきました。関係者からは「来年以降も継続したい」「毎年開催できたら」といった声がありました。
今後も、美しい川でサケを迎えることが当たり前となるよう活動を継続し、将来的には千歳川流域の市町村との連携へと広げていきたいと考えています。
チトセコ