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事業名

森のようちえん「いつもり」~かわのいきものかんさつ~

【札幌市】 一般社団法人 楽子森 WEBレポート

事業名 森のようちえん「いつもり」~かわのいきものかんさつ~

  夏季の4日間という短い期間ではありましたが、札幌市内3カ所(当初の予定では2か所)で未就学児親子さん対象に「かわのいきものかんさつ」を実施致しました。森のようちえん「いつもり」では月に1度、森で自然に触れながら遊んでいますが、今年度から夏季も川で遊ぼうと企画したものです。   

 実施場所は、札幌市中央区の盤渓癒しの里内にあります沢(7/20、8/17)、札幌市南区石山六区の田んぼ水路(7/27)、札幌市南区石山の穴の川緑地(8/24)で行いました。7/27の穴の川は当日朝までの雨量で増水していたため危険と判断し、代替えとして穴の川に合流する田んぼの水路で実施することに急遽変更致しました。  

 雨天に左右され、予定していたプログラムの変更を余儀なくされ短縮する等がありましたが、最終日は本助成で購入させていただきましたライフジャケットを着用して実施することができました。ライフジャケットの着用方法や川へ入る時の注意事項、川の生き物の採集方法、生き物の触り方等をレクチャーし、親子で存分に川を楽しんでいただきました。 また、北海道にずっと昔からいた生き物や他から来た生き物など生き物の名称や特徴をお知らせし、簡単な分類も実施することができました。

   川にいる生き物を想像して絵や文章で表現してもらうと、子どもたちのたくさんの想像力を感じることができました。魚が多かった印象です。 川に入るのが不安だったり生き物が触れないというお子さまもいらっしゃいましたが、大人が笑顔で生き生きとした子どものような表情ではしゃいでいるようすをみて、少しずつ緩和され、最後は一緒に楽しんでいる様子がありました。 

 大きなフキを傘代わりにして森を歩いたり、コオイムシの孵化に立ち会う瞬間もあり、こちらも貴重な体験をたくさん共有することができ、良い想い出になりました。  

 しかしながら、川が氾濫した場合の代替え案やヒグマ対策について、もう少し基準や目標を明確にするべきだと反省しています。各団体や自治体等の意見を頂戴し、今後の活動に活かしていきたいと思います。   最後にこの度は助成いただきました誠にありがとうございました。 今後も森・川・田んぼを身近に感じてもらうべく日々精進したいと思います。  

  (一社)楽子森 内田 

一般社団法人 楽子森
しずくコース

一般社団法人 楽子森

事業名

森のようちえん「いつもり」~かわのいきものかんさつ~

森が日常になりますように。そんな願いを込めて、いつでも子どもが真ん中で、森で楽しく過ごそう♪と「楽子森」(たのしも)と名付けました。 子どもから大人まですべての人に対して、自然と触れ合うことで「自分も自然の一部である」という認識の支援を行っています。 自然と人とを繋げようと、森のようちえん、田んぼのようちえん、木育、環境セミナー、ヤギ除草等日々奮闘しています。