Webレポート

事業名

洞爺湖G(外来種)サミット開催と湖畔清掃プロジェクト

【洞爺湖】UWクリーンレイク洞爺湖 Webレポート

◆団体名 UWクリーンレイク洞爺湖

◆事業名 洞爺湖G(外来種)サミット開催と湖畔清掃プロジェクト

 

■湖畔清掃プロジェクト

洞爺湖の中央にある中島周辺と中島から北東に約600m地点にある通称「ゼロポイント」の清掃を3回に分けて実施 いたしました。一回目は総勢15名で温泉街からチャーター したモーターボートと漁船で中島に上陸し南岸から東側に陸上班と湖上SUP班に分かれ活動開始。湖上SUP班は饅頭島周辺の湖畔も清掃しました。陸上班は大量に発生している毛虫に苦労しながらの活動でした。 

二回目の活動は通称「ゼロポイント」の湖底清掃を実施しました。2艘の漁船に分乗して温泉街から15分程の湖の真ん中にある水深1mのポイントに到着。炎天下で気温が高いなか、湖上SUP班が水面より湖底のゴミを捜索し潜水班2名が回収、陸上班がサポートする体制で熱中症に注意しながら1時間半ほどで終了。釣り糸やルアー等の湖底ゴミを回収しました。

三回目の活動は中島の西側から北側にかけて陸上班7名、湖上SUP班6名、船2名の15名にて実施しました。遊歩道もない岩場や倒木の多い場所なので、陸上班は苦慮しましたが、長年放置された多くの漂着ゴミを回収し、湖上SUP班が同行する漁船に積み込む、連携作業で短時間の活動でしたが広範囲の湖畔を清掃することが出来ました。回収したゴミは温泉街の湖畔で分別して結果、廃タイヤやペットボトルやビン、缶などが多く軽トラック一台分になりました。温泉街に住まいしている参加者のひとりは、「温泉街から見える中島に無人なのでゴミはないと思っていましたが、足を踏み入れると多くのゴミで驚きました。」と、感想を頂きました。

 

■洞爺湖G(外来種)サミットの開催

洞爺湖では、2008年にG8北海道洞爺湖サミットがかいされました。同年より特定外来生物のウチダザリガニの防除対策を洞爺湖で実施してきましたが、残念ながらウチダザリガニの分布は拡散しています。この15年で外来種の侵入によって北海道の水辺の環境も変化してきました。北海道の水辺を守るために何が出来るのか、2名の専門家と道内 各地でウチダザリガニの対策を実施している団体と一緒に考える、外来種サミットを開催いたしました。国立環境研究所の五箇公一氏と滋賀県立琵琶湖博物館の中井克樹氏の2名の専門家と札幌市、旭川市、遠軽町の地域で外来種対策行っている方に発表をして頂きました。開催日の午前に発表関係者による事前討論会を北海道洞爺湖サミット記念館の拡大会合テーブルをお借りして行いました。午後からは会場を洞爺湖文化センターにて、専門家に基調講演と地域の外来種対策、総合討論と実施いたしました。会場来場者52名、オンライン(ZOOM)参加申込み95名でオンライン参加者の3分の1は北海道外からの参加で、特に外来種問題についての関心や地域の活動内容、対策に関する事前質問が多く寄 せられました。外来種サミットの様子はNHK室蘭放送局の18時頃のニュースで放送されました。会場での講演、発表を終えて会場をサミット記念館に移して洞爺湖外来種サミットの開催の成果を残すために、洞爺湖外来種サミット宣言を行い、関係者と後援頂いた洞爺湖町長、壮瞥町長に署名をいただき、閉会いたしました。

UWクリーンレイク洞爺湖
e-水コース

UWクリーンレイク洞爺湖

事業名

洞爺湖G(外来種)サミット開催と湖畔清掃プロジェクト