Webレポート
稚咲内海岸を知ろう!!~海岸散策と見どころマップ作り~
【豊富町、幌延町、天塩町】認定NPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク Webレポート
◆団体名 認定NPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク
◆事業名 稚咲内海岸を知ろう!!~海岸散策と見どころマップ作り~
稚咲内海岸は利尻礼文サロベツ国立公園内にあり、ハマナスやハマボウフウなど様々な海浜植物が生育している貴重な環境です。そこには利尻富士を横目に南北に伸びるオロロンラインと呼ばれている有名な道路があり、多くの人が利用しています。しかし、観光客が足を止め、海浜植物を観察することは多くありません。また、居住地などから離れていることもあり、地域住民やその子どもたちが訪れる機会も少ない状況にあります。
そこで、稚咲内海岸の魅力を訪れる観光客や地域の子供たちに伝えることを目的に、8月5日から6日に一泊二日で 宿泊イベントを実施し、「稚咲内海岸見どころマップ」を作成しました。イベントでは海岸を散策しながら環境やそこに生育する海浜植物を観察し、稚咲内海岸の散策マップを作成するため子どもたちに植物の絵を描いてもらいました。子供たちは見慣れない植物の特徴をとらえるのに苦戦していましたが、楽しそうに取り組んでくれました。 作成した「稚咲内海岸見どころマップ」は、10月23日から稚咲内海岸にある休憩所やサロベツ湿原センターに展示しています。また、作成した「稚咲内海岸見どころマ ップ」を基にパンフレットを作成し、小学校やサロベツ湿原センターで配布しました。これら展示物やパンフレットを作成することで、稚咲内海岸に行く機会の少ない地域住民や観光客への普及啓発を行いました。
本活動によって子どもたちに稚咲内海岸の面白さを伝えるとともに、その親や学校の友人、作成したポスターやパンフレットを置いている施設を利用する観光客などを 中心に普及啓発を行うことが出来ました。また、サロベツ湿原センターや稚咲内にある休憩所のような観光目的の人が訪れる場所へ設置することでより多くの人が稚咲内海岸の魅力について考えるきっかけを作ることが出来ました。今後もサロベツ地域の魅力や重要性について認識してもらえるよう環境教育や普及啓発活動に取り組んでいきたいです。

認定NPO法人サロベツ・エコ・ネットワーク
稚咲内海岸を知ろう!!~海岸散策と見どころマップ作り~