Webレポート
水質調査、河川の清掃活動
【豊頃町】十勝川のシシャモを守る会 Webレポート
◆団体名 十勝川のシシャモを守る会
◆事業名 水質調査、河川の清掃活動
十勝川のシシャモを守る会は、北海道e―水プロジェクト助成金で、下牛首別川・牛首別川・トンダベツ川・カンカンビラ川・背負川(豊頃町)、浦幌川・下頃辺川(浦幌町)7地点で、水辺の保全事業、背負川では環境整備事業を実施しました。
水辺の保全事業として水質変化の監視を目的に、これら7地点での水質調査を実施しました。また、背負川環境整備事業では河川周辺環境整備を目的に、河川周辺及び隣接道路での清掃活動を行い、河川環境保全を実施しました。
水質調査は、6月11日に6地点を会員により実施し、6月17日 は背負川の水質調査及び清掃事業を本会会員及び協力者で実施しました。水辺の保全事業では、各地点で気温や水温を測定し試薬キットにて水環境指標の一つであるCODを測定し、前年度との変化を確認しました。調査結果は前年度と大きな変化はなく、畑作地帯で平均的に測定される状況とほぼ同様であり、水質環境保全を行うことが出来ました。参加者の一人は、水質事故などある中、この様な調査により変化を見逃さない事が重要な取り組みであると話していました。
背負川環境整備事業では、会員及び協力者12名による清掃活動を行いました。河川周辺でのごみは少なかったのですが、隣接する道路周辺には空き缶やペットボトル及び弁当等のプラスッチックなど15袋のごみを回収しました。マナーの悪さを実感するとともに、河川への飛来が懸念されるので、引き続きごみの回収を継続する必要があると実感しました。また、背負川では、環境整備実施時ザリガニを見ることができました。5月にはタンチョウが水遊びしているのを見たと会員が言っておりましたが、索餌行動も考えられます。わずかな活動ですが、水辺の環境整備に役立っていることを実感できました。
参加者の女性は、「いつまでも魚があふれる十勝川であってほしいと願いながら、ゴミを拾いました」と話し、「来年度は今年度同様の活動に加え、ザリガニを調査するなど水辺環境保全を目指そう」との意見が有り、今後の活動継続を再確認しました。
8月5日には「北海道治水関係者」や「十勝川治水100th」との連携開催による「令和5年度メ ン川清掃活動」にも、同会は参加し河岸や河道内の清掃活動を行い、河川環境保全をする予定とな っております。

十勝川のシシャモを守る会
水質調査、河川の清掃活動