◆団体名 安春川たんけんクラブ

◆事業名 安春川を親子で楽しみ・学び・守ろう

安春川たんけんクラブは、北海道ｅ－水プロジェクト助成金で、安春川を親子で散策しながら、川に生息する生き物を観察し、清掃活動を通して水環境保全に取り組みました。 

◇清掃活動では、安春川周辺や川の中のゴミ拾いに取り組みました。月に平均2回ほど清掃活動を行いました。子供たちも積極的にゴミ拾いに取り組んでおり、地域への愛着心が育っていることが感じられました。近隣の方からの労いの言葉をかけていただくことで地域の温もりを感じることができ、活動の大きな励みになっています。また、ごみ拾い記録アプリで記録することでより楽しくごみ拾いができました。

◇観察・学習活動では、川遊びを通じて生き物を観察、生態系や水環境のつながりを学習しました。安春川に生息するマガモ、フナ、コイ、ヨシノボリ、アメリカザリガニを、川遊びを楽しみながら観察しました。また、外来種問題になっているアメリカザリガニを捕獲・駆除しました。外来種問題について考える中で、より身近に生態系のつながりを感じる良い機会となりました。

◇広報活動として、啓発チラシや安春川たんけんクラブ新聞を作りました。 春の散策で見つけたこと、気がついたことを子供達が「安春川たんけんクラブ新聞」にまとめました。また、夏休み前には、ザリガニやカ メを川へ放さないように啓発チラシを作成して、近隣の小学校3校で配 布・周知していただきました。今年度は、北海道大学環境心理学研究室様とのご縁をいただき、＜安春川におけるポイ捨て防止社会実験＞に協力して、パブリックアート原画として子供達が安春川の生きものを描きました。

今年度の活動では、少しずつながらも活動の幅を広げることができました。持続して環境保全に取り組む事で、子供の頃から地域の良さを身近に感じ、環境を守る意識を醸成する大切さをあらためて強く感じました。活動目的である、地域への愛着・ 社会奉仕の心を育み、川遊びを通じて水環境保全について学ぶことを達成できたと感じられました。反省点としては、今年度は猛暑のため、当初の予定より夏休み期間に活動回数が少なくなってしまいました。今後の課題としては、活動の宣伝方法をより工夫して、もっとイベントを企画したいと考えています。