Webレポート

事業名

川下りで考えるゴミと自然環境問題

【 富良野市 】特定非営利活動法人Rethink the Nature Web レポート

◆団体名 特定非営利活動法人Rethink the Nature

◆事業名 川下りで考えるゴミと自然環境問題

 

特定非営利活動法人Rethink the Natureは、北海道e-水プロジェクト助成金で、富良野市内の小中学生とその親を対象に空知川の清掃活動を開催しました。定員30名で募集 大人13名 子供11名の参加者でした。(当日体調不良でキャンセル6名)

 

私達の活動は富良野周辺の子供達に自然体験や環境保護活動をすることで富良野の自然を身近に感じてもらい、自然で遊ぶ事の楽しさや、環境保全への関心を持つ事を目的としています。 

 

空知川は全長約195km、十勝岳連邦カミホロカメットク山を源としています。貴重な動植物も住んでいる綺麗な川でカヌーやラフティ ング、釣り等で多くの人達が遊びに利用していたり、富良野に住む私達の生活用水や農業用水としても使われていて 生きていく上で欠かせない水源となっています。

 

ラフテンィング用のゴムボートで川くだりしながら普段取ることのできない所にあるゴミを拾います。

 

先ず出発前にセーフティートーク(川に落ちたらどの様な体勢で浮くか、どの様な行動をするかなど安全面のお話)と空知川や周辺に住んでいる動植物の説明をして空知川がいかに貴重な川かを理解してもらいます。

 

ゴムボート四艇に5.6人ずつ乗り新空知橋から富良野大橋まで3kmを下りながらゴミ拾いを しました。

 

ゴールした後はゴミの分別と川ゴミ、プラスチックゴミが環境にどの様な影響(川から流れて海まで行くこと、川の水質低下、ゴミが生き物の体に絡んでケガをする、細かくなったゴミが生き物の体内に入る健康被害)があるのか、私達にできる事(ゴミを減らそう、マイバッグ、マイボトル、 飲み物持参、お弁当買わない、使い捨てのアメニティを使わない。ゴミを拾う、広げるゴミの問題を皆に伝える)は何なのかのお話をしました。

 

 今回の清掃活動で拾ったゴミの回収量は110kgでした。拾ったゴミは富良野市環境課のご協力のもと回収していただきました

 

活動終了後のアンケート 

1)プラスチックごみを減らすにはどのような方法が思いつきますか?

・出来るだけプラ製品を購入せず、違う素材のものを使うこと

・プラスチックを使わない、ゴミの輸出をやめる

・エコバッグ、水筒、包装なし、マイ箸

・リサイクル ・ペットボトルを買わない 

・使う量を減らす→マイバック、マイボトルとか。あとは、スーパーにある野菜など、個包装をやめてみる(新聞紙で代用)。個人でできること、店舗でできること、まちぐるみでトライで きる仕組みも必要だと思う。 あとは、農家さんの協力。やっぱり肥料袋は目についたな、と。とはいえ、うちの家庭菜園のビニールが風で北一号川に落ちてしまったこともあり、管理が大事。あとは、プラスチックの行方を沢山の人に知ってもらうことが大切だと思います。

 

2)その他意見 

・川下りは初めてでしたが、丁寧な説明があり安心して参加することができました。ゴミ拾いという体験を通して、実際にどんなゴミが落ちているかを自分の目を通して確認出来たことは大きいなと思います。今後は川だけでなく身近な場所でのゴミ拾いもやってみたいと思いました。

・ゴミがあったら拾おうと思いました。

・学校の授業でも、こういった取り組みができればいいと思います。

・富良野の子供たちが、富良野で出来うることを体験できるようになることを望みます。

・子どもたちが拾ってきたゴミに愛着が湧いているのが面白いな。と思いました。 また拾うことも大切ですが、減らす理由と個人の取り組みのレクチャーがあったのは素敵だな思いました。

・川下りゴミ拾いは、継続できたら良いと思う。空知川を知ること、ゴミがあることに関心をも つこと、自然環境とゴミの問題から未来を考える事はなかなかない問題提起であり、身近でリアルなことなので。

 

このようなアンケート結果から川ゴミの事を考える良い機会になったのでは。

 

今後の活動予定ゴミ拾いの区間を長くする(艇数を多くして参加人数増)。(年数回の開催で違うエリアを清掃)より楽しめる為に遊びの要素(環境問題系のネイチャーゲームなど)を取り入れる。 生き物の観察など、子供達に空知川へ親しみを持ってもらう内容のイベントを開催したいです。

特定非営利活動法人Rethink the Nature
しずくコース

特定非営利活動法人Rethink the Nature

事業名

川下りで考えるゴミと自然環境問題