Webレポート
外来生物アズマヒキガエルの駆除
【深川市】深川ひきがえるバスターズ Webレポート
◆団体名 深川ひきがえるバスターズ
◆事業名 外来生物アズマヒキガエルの駆除
【4月23日 皆でフェンス設置作業】
繁殖池に入ろうとするヒキガエル成体を池の周りで阻止するため、会員16 人が集まって6つの池にフェンスを設置しました。
この日以外も含め全部で16個の池に設置したフェンスの総延長は、約1.5キロメートルになりました。
【4月21日~6月3日 連日の夜間捕獲】
駆除活動のメインイベント、繁殖期における毎晩の巡回カエル捕獲作業を延べ379人の参加で行いました。
【5月14,21日 一般参加によるカエル捕獲】
会員外から参加者を募集して、夜の巡回カエル捕獲を行いました。コロナ感染症や運動会シーズンと重なり参加者はわずかでしたが、
参加者には初めての体験で、たいへん好評でした。
【6月4日 皆でフェンス撤収作業】
16個の池の周囲に設置したフェンスのうち5つについて、会員13人で一気に撤収作業を行い、余った時間はオタマジャクシ捜しもやりました。残りの池の撤収は少人数で随時行いました。
【6月上~下旬 皆でオタマジャクシ除去】
夜間カエル(成体)を捕獲し、産まれた卵もできるだけ引上げましたが、その後、池によってはオタマジャクシ(幼生)が発生しました。
次世代の子カエルとなって上陸しないよう、皆でオタマジャクシの除去を行いました。
【7月1日 会員通信特別広報版を市内に配布】
普及啓発パンフレットを作成し、会員通信特別広報版として深川市内に配布しました。外来生物問題の基本的な説明からバスターズ活動の成果まで載せています。
【10月8,9日、11月1,2日 池の回りの環境整備】
池の回りは夏から秋にかけて草木が伸びて繁茂します。来春の繁殖期に駆除活動を安全かつ効率的に行えるよう、周囲の草刈り、立木の剪定、歩道作りなどを行いました。
<2022 年の成果と今後の見通し>
今年も手を緩めずにアズマヒキガエルの駆除活動を継続しました。捕獲できるヒキガエルの総数は年々減少傾向にありましたが、今年は減少幅が大きく、総数は4,829匹で前年の76%、初年目(2018 年)の64%となりました。初年目から取り組んでいる場所に限ると、初年目の 25%にまで減少し、予想どおり(期待どおり)の減少です。 このまま駆除努力を続ければ、かつての大発生地からヒキガエルが姿を消す日が近いかもしれません。
深川ひきがえるバスターズ
外来生物アズマヒキガエルの駆除