Webレポート

事業名

こども水質保全【グリーンでお水がきれいになるかな?植生浄化法のビオトープ環境

【当別町】こどもEcoくらぶ(一般社団法人はっぴー福祉会) Webレポート

◆団体名 こどもEcoくらぶ(一般社団法人はっぴー福祉会)

◆事業名 こども水質保全【グリーンでお水がきれいになるかな?植生浄化法のビオトープ環境美化】

  

こどもEcoくらぶでは、北海道e-水プロジェクト助成金で、こども水質保全【グリーンでお水がきれいになるかな?植生浄化法のビオトープ環境美化】事業を行いました。 

【お水をきれいにするには?どうしたらいいかなあ】この疑問に対し、こどもた ちが自分たちで答えを導くことができることを目的に、インクルーシブ公園にある水辺や流域美化を行い、水生植物を育てることで、環境に優しい排水処理の 方法を、未来を担うどもたちが学ぶ場を提供しました。

作業は、4月に2回、団体のメンバーである、大人と子供のチームで実施し、雪解け後の水辺流域のごみひろい、清掃を行いました。

また大人のチームが定期的に、ビオトープの水中の掃除(上部の有機物、底泥の除去)、草刈、底泥干上げ、底泥除去、植物刈取り、ビオトープに至る歩道の 整備を行うことで、ビオトープ環境の美化に役立ちました。

水辺の保全活動では、5月6月7月8月に、月1回及びこどもたちが自由に参加できるスタイルにて、未就学児から大学生までを対象とした、湿生植物整備やブラックベリー、ブルーベリー苗を植えて、植物による水質浄化を実践し、動植物の観察を行うことで、生物多様性について検証しました。

障がいのあるこどもや虚弱なこどもも参加できるように、フィールドに加え、屋内においても水生動物のフィギアや水の大切さについての本の読み聞かせ等、視覚を通じた学びの場も設定しました。

参加人数は延べ35名。環境活動家でもある獣医師の指導の下、環境にやさしい汚水浄化システムについてこどもたちが学ぶ場を設けました。

こどもたちからは、水辺美化のためにゴミでいっぱいになった重い袋を持ち上げながら、「ゴミがこんなにあるなんで、なんでごみを捨てちゃうんだろう‥」 と、率直な声が聞かれました。大人もこどもも汗をかきかき、水辺の環境美化や保全活動に取り組みました。

今回の事業では、植生浄化法とビオトープ環境美化の視点から、こどもたちに水質保全について学ぶ場を提供することができました。

また、with コロナ対応として、3密を回避する形で屋外をベースに事業を行いました。インクルーシブ公園のビオトープや水辺には、こどもたち向けにイラストで描き、視覚でも楽しく、水の恵み が実感できるように、また水質保全を身近に感じられるように工夫することができました。そして、汗をかいて掃除やゴミ拾いをするため、毎度おやつやアイスなど、こどもがうれしくなる仕掛けも取り入れることで、水質浄化=いいことある と、刷り込みもしました。

最終目標は、こどもたちが水に手足をじゃぶじゃぶ入れられて、生物観察や更には水遊びができるレベルの水浄化です。将来を担うこどもたちが、水の恵みを腹の底から実感することは、水質保全の意識づけを高めることが最も効果的と感じています。

今後は、石狩郡当別町のこどもたちの環境教育や、水質保全活動を「たのしく」 「おいしく」 「わかりやすく」の3本柱で、こどもたちがワクワク、喜んで活動ができるように、ビオトープの生物多様性、景観形成、環境学習に貢献していきたいです。

しずくコース

こどもEcoくらぶ(一般社団法人はっぴー福祉会)

事業名

こども水質保全【グリーンでお水がきれいになるかな?植生浄化法のビオトープ環境