Webレポート
常呂海岸クリーン活動
【北見市】北見エコスクールSDGs協議会 Webレポート
◆団体名 北見エコスクールSDGs協議会
◆事業名 常呂海岸クリーン活動
当協議会は、オホーツク海に面する常呂海岸のごみ拾い活動と砂中のプラス チックごみ観察会を開催しました。
6月15日に開催した常呂海岸クリーン活動では、プラスチックごみ問題を始めとする環境問題と私たちの消費生活の繋がりを学ぶことを目的に、夏季に海水浴場となる、ところ常南ビーチにてごみ拾いを実施するとともに、回収したごみの種類ごとに重さを測定し、重量別の割合を調べました。また、当日同時間にコープさっぽろ様のHokkaido海のクリーンアップ大作戦が行われ、コープさっぽろ様が約70名、当協議会関係者が22名の合計約90名で海岸清掃を行いました。
回収したゴミの重さは約340㎏であり、重量別の割合ではプラスチックごみ(ペットボトルを除く)が約 70%を占めていました。その他の割合については、可燃ごみが約17%、ペットボトルが約 7%、ビンが約5%、カン、金属は各1%未満でした。
9月18日の秋の常呂海岸清掃とプラスチックごみ観察会では21名(事務局4名含む)参加のもと6月同様のごみ拾いを実施するとともに、外部講師をお招きし、ふるいやマイクロスコープを用いて常呂海岸の砂中のプラスチックの破片ごみ等の観察会を行いました。活動は砂採取班(7名)とごみ拾い班(14 名)に別れ、砂採取班は講師助言のもと海岸の砂をふるいにかけ砂中のプラスチック破片ごみなどを選別するとともに観察用の砂の採取を行いました。ごみ拾い班は常呂海岸のごみ拾いを実施し、合計約93㎏のごみを回収しました。また、重量別の割合は、プラスチックごみ(ペットボトルを除く)が約 88%、可燃ごみが約5.2%、ペットボトル、ビン、カンが各 2%、金属が各1%未満でした。
また、各活動終了後には、テント内でマイクロスコープを用いた砂の観察会を行い、講師からプラスチックごみ問題を始めとする環境問題について説明があ りました。
当活動には地元の常呂高校の生徒様にも参加いただき、環境保全活動の必要性について学んでいただく良い機会となりました。また、開催後のアンケートでは、思っていたよりも大きなごみが落ちていて驚いた、人目がつかない場所にごみが落ちていたなどの感想が寄せられ、本活 動を通して常呂海岸の現状を知ることが出来たと感じています。
今後も当協議会では常呂海岸の清掃活動を継続していくとともに、回収したごみの割合等調査結果を利用しながら、参加者に向けた環境保全に係る啓発に努めて参りたいと考えています。

北見エコスクールSDGs協議会
常呂海岸クリーン活動