Webレポート
釧路湿原自然再生事業 釧路川支川魚類生息環境の再生事業
【釧路市】釧路自然保護協会 Webレポート
◆団体名 釧路自然保護協会
◆事業名 釧路湿原自然再生事業 釧路川支川魚類生息環境の再生事業
2020年に自然再生推進法の認可事業として策定した実施計画に基づいて、釧路川支川において魚道整備等の河川環境再生事業と関連する生物調査を実施しました。そして、本事業で培った手作り魚道などの「小さな自然再生」の技術をさらに普及させることを目的として、11月28日に研修会を開催しました。2021 年度の事業実施内容は下記のとおりです。
【魚道設置河川における生物調査】
(1)2021年4月~5月 イトウ産卵床分布調査
(2)2021年9月 サクラマス産卵床分布調査
(3)2021年9月~12月 サケ産卵床分布調査
(4)2021年10月~11月 魚類生息密度調査
【魚道整備関係】
(1)2021年6月~8月 魚道設計のための現地調査
(2)2021年9月 地域住民と魚道構造について打ち合わせ、関係行政機関への魚道整備許可の申請
(3)2021年10月~11月 2基の魚道新設,30m連節ブロック改良&4基の既設魚道の改良工事を実施
【技術研修・普及事業】
第 14 回「小さな自然再生」現地研修会 in 釧路の開催
日時:2021年11月28日(日) 9時半~12時(座学)、14時~16時(現地研修)
座学会場:釧路市立博物館現地研修会場所:釧路川支川
講師:中村太士氏(北海道大学大学院農学研究院)、三橋弘宗氏(兵庫県 立人と自然の博物館)、竹中健氏(シマフクロウ環境研究会)、北橋隆史氏(環境省釧路自然環境事務所)、町田善康氏(美幌博物 館)、森高志氏(斜里町水産林務課)、野本和宏氏(釧路市立博物 館)、岩瀬晴夫氏(株式会社北海道技術コンサルタント)
主催:釧路自然保護協会、「小さな自然再生」研究会、日本河川・流域再生 ネットワーク
協力:釧路市、 釧路湿原自然再生協議会 河川環境再生小委員会