Webレポート
いにしえの水辺を守る(小松前川支流域環境保全活動)
【松前町】小松前川支流域環境保全ネットワーク Webレポート
◆団体名 小松前川支流域環境保全ネットワーク
◆事業名 いにしえの水辺を守る(小松前川支流域環境保全活動)
江戸時代幕末に、日本最後の城郭(福山城)が築城され、その際必要とされた水濠確保のため、小松前川上流から人工的に支流を築いたものです。 その後、その支流を活用し、稲作や畑作が行われ、その時に使用した農薬などで支流域の一部が荒廃し、それまで多く見られたホタルなどの昆虫が、数を大きく減らしていきました。 今から約7~8年程前から、支流域にホタルが見られるようになった事、またこの支流域は松前公園を縦断する貴重な水辺でもある事から、自然環境保全及び公園内を楽しむ人々のための景観を維持するため、松前町や松前さくら漁業協同組合、また渡島振興局の 応援を頂き、7団体の構成で今ネットワークを立ち上げました。 また、この活動を、次世代を担う子供たちに伝える為、松前公園に隣接する松城小学校5年生の授業の一環 として、毎年継続する事としました。
【5月11日(火)松前の観光(自然・歴史・動物・植物・食)をテーマに授業開催】
対象:松城小学校 5 年生19名
講師:松前観光協会事務局
【5月19日(火)小松前川支流域変遷についての授業開催】
対象:松城小学校5年生19名
講師:松前町教育委員会学芸委
【6月10日(木)支流域自然観察フィールドワーク開催】
対象:松城小学校5年生19名
講師:当会代表(元松前町教育委員会学芸員)
【7月13日(火)北海道博物館学芸員による支流域フィールドワーク開催】
対象:松城小学校5年生19名
講師:北海道博物館学芸員(動物と植物の専門家2名)
【7月24日(土)支流域におけるホタル観賞会実施】
対象:町内・町外約200名
主催:松前観光協会 共催:当ネットワーク
【11月8日(月)支流域清掃活動】
参加:松城小学校5年生19名、教師、松前町教育委員会、松前町商工観光課、渡島振興局西部森林室、松前さくら漁業協同組合、松前花の会、松前観光協会 計6団体37名
今年度の活動においては、コロナ禍の中、この他予定していた事業が一部中止などありましたが、子供たち対象の事業は全て終える事が出来、次世代へ繋げる事が出来たと感じています。 次年度以降も、一人でも多くの子供たちに環境に対しての大切さを知ってもらえるよう活動していきます。

小松前川支流域環境保全ネットワーク
いにしえの水辺を守る(小松前川支流域環境保全活動)