Webレポート

事業名

釧路川源流部の利用・保全推進事業

【弟子屈町】てしかがえこまち推進協議会 Webレポート

団体名:てしかがえこまち推進協議会

事業名:釧路川源流部の利用・保全推進事業 

 

てしかがえこまち推進協議会は、北海道e-水プロジェクト助成金で、釧路川源流部および屈斜路湖において、釧路川源流部の利用・保全推進事業を実施しました。

 

釧路川源流部では多くの体験事業者や釣り人、カヌーイストなど、レジャーによる利用がされており、レクレーション利用による環境への影響が懸念される一方で、有効なモニタリング等はされておらず、今後どのような利用と保全をすべきかを学ぶことを目的に、10月23日に勉強会を実施しました。弟子屈町はエコツーリズム推進全体構想の認定地域であることから、テーマは「エコツーリズムの現場における利用と影響のモニタリング」とし、講師には国立公園の利用調整の有識者である北海道大学大学院農学研究院の愛甲哲也准教授をお招きし、国立公園の利用調整やモニタリングの手法、ルールの策定方法などを学びました。地元の体験事業者をはじめ、行政や弟子屈高校生など26名の方にご参加いただき、釧路川源流部の利用と保全の調整と今後の方針についてみんなで考える場が作れました。

11月中旬には釧路川源流部と屈斜路湖の清掃活動を実施しました。(カヌーツアーシーズンの前・春と後・秋に実施を予定していましたが、シーズン前・春は新型コロナウイルスの影響により中止しました。)釧路川源流部ネットワークを中心に10日間実施し、計1tものゴミや不法廃棄物を収集し、破棄できました。また、清掃活動中に釧路川源流部を利用する観光事業者へアンケートを行いました。各々の事業者がどのような利用をしているのか、環境への問題意識や今後の方針についての聞き取りを行い、これまで各々で曖昧に認識していた釧路川源流部の課題を明確化・明文化することで、事業者間での問題意識を共有することができました。また、屈斜路湖では、環境省による動力船の規制が予定されています。来年度は体験事業者により自然に配慮した利用はもちろんのこと、事業者だけでなく一般の利用客への環境保全の啓蒙活動の重要性も感じているところです。

てしかがえこまち推進協議会
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てしかがえこまち推進協議会

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釧路川源流部の利用・保全推進事業