活動報告
いきものいっぱいのひみつ基地づくり! ~人と自然が共生!ハサンベツ里山 火薬庫の沢流域整備作戦~
【栗山町】栗山町ハサンベツ里山計画実行委員会 Webレポート
団体名:栗山町ハサンベツ里山計画実行委員会
事業名:いきものいっぱいのひみつ基地づくり! ~人と自然が共生!ハサンベツ里山 火薬庫の沢流域整備作戦~
栗山町ハサンベツ里山計画実行委員会は、北海道e-水プロジェクト助成金で、ハサンベツ里山流域河川において、河川の環境美化及び子どもが自由に活動できるフィールド、生きもの豊かな川で遊べる環境を整えることを通し、青少年の五感を使った原体験やいい川づくりへの意識の醸成、親子をはじめ地域住民を含め幅広い年代の交流及び川や水の大切さを知ることをきっかけとし、郷土に愛着と誇りを持つ青少年の育成に貢献することを目的に次の事業を実施しました。
➀棚田跡地をミズバショウの群落地にするために種から育成した苗を移植。同時にヘイケボタルの繁殖地としていく。
②昔のコンクリート火薬庫の残存施設を子どもたち「ひみつ基地」へと改修する。
③7年間に及ぶ火薬庫の沢・春の小川の崩壊に対する河床低下・山崩れ防止、河川環境復元の集大成の市民工事の実施
の3つの事業です。
事業は、4月からスタートする予定でしたが、新型コロナウイルスの影響もあり、6月から事業を始め、まずは、【いきものいっぱいの川で体験できる環境整備】からスタートしました。
火薬庫の沢と呼ばれている地域にミズバショウを植え、小川にホタルが生息できるように整備する。また、ハサンベツの川にドジョウなど生きもの豊かな川へと改修するための石組みを行うものです。
6月から作業を開始し、最初は重機を借上げ、沢からの湧き水の流れを整備。その後、重機を春の小川まで移動させ、石組み作業のための砂利や石の運搬を行いました。
石組み作業は、実行委員会メンバーをはじめ、多くの町民に協力してもらい、6月20日に実施しました。
この事業は、ハサンベツ里山春の小川生きもの豊かな川づくりとして、ハサンベツ春の小川を石組みし、生き物豊かな川へと改修するとともに河川へのアプローチを付けることで体験しやすい環境を整えるために実施しました。
(1)重機を借上げ、河川への導線整備や市民による石組み作業を実施。
活動内容 石組み作業:市民による体験活動
河川への動線整備 :重機作業
(2)ミズバショウの里づくり
火薬庫の沢入口にある湿地帯をミズバショウの里として整備していく。
活動内容 ミズバショウの生態調査
ミズバショウの種植え、管理、移植作業
ミズバショウ鑑賞会
(3)ホタルの沢づくり
ミズバショウの里づくりと合わせてホタルが生息する環境を整える。
活動内容 ヘイケボタルの成虫生態系調査
カワニナの生態系調査
ヘイケボタルの幼虫・カワニナの飼育・放流
ヘイケボタル鑑賞会
【いきものいっぱいひみつ基地づくり】
(1)ひみつ基地づくり
火薬庫の沢の自然の中にある旧コンクリート火薬庫の残存施設とその周辺を活用し、子どもたちが自由に活動できる場所として子ども達自身が考えながら作っていく。その活動を地域の大人、興味関心のある人に協力してもらいながら一緒に築き上げていくことで、新たな協力者を増やしながら活動を続けていくことができるようにすることで、新たな担い手を発掘するとともに、豊かな自然環境のもと、環境について学びながら、自ら考え、行動できる人材を育て次代を担う青少年の育成を行う。
活動内容 計画づくり
協力者募集
秘密基地づくり
【河川に対する意識改革作戦】
(1)雨煙別川クリーン作戦
街の中心部を流れる雨煙別川で清掃活動を行うことで町民の河川に対する美化意識を図る
活動内容 河川清掃
サケ・マスの産卵床づくり
(2)河川に対する意識改善啓蒙活動
生き物豊かな川づくりを行っていることを、広く周知し理解者・協力者を増やす。
活動内容 PRチラシ作成 活動内容報告・研修会の開催

栗山町ハサンベツ里山計画実行委員会
いきものいっぱいのひみつ基地づくり! ~人と自然が共生!ハサンベツ里山 火薬庫の沢流域整備作戦~