Webレポート

事業名

手作り魚道による釧路湿原のイトウ個体群復元

【釧路市】釧路自然保護協会 Webレポート

団体名:釧路自然保護協会

事業名:手作り魚道による釧路湿原のイトウ個体群復元 

 

今年度は北海道e-水プロジェクト事業として釧路川支川において2基の魚道整備をおこないました。

  

また、春にはイトウ、秋にはサケ、サクラマスの産卵床の分布調査を行いました。これらの調査では、過去に整備した魚道を遡上して産卵するイトウや多くのサクラマスが確認できました。一方、大型のイトウが遡上する上での、課題も見つかり、より遡上しやすい魚道へと今後改良していきたいと思います。その他、あわせて実施したほっちゃれ(サケやサクラマスの死骸)を捕食する生物の調査では、オジロワシなどの鳥類やキタキツネなどの哺乳類も確認できました。

  

また、今後計画的に魚道整備などの自然再生事業を進めていくため、自然再生推進法に基づく実施計画を策定できたことは大きな成果です。

実施計画(“釧路川支川魚類生息環境の再生事業”)は下記の釧路湿原自然再生協議会サイトに掲載しています。

https://www.hkd.mlit.go.jp/ks/tisui/qgmend0000000je7.html#s1

  

“絶滅危惧種のイトウやシマフクロウの個体群復元”を実現するため、令和3年度以降も釧路川支川において魚類の遡上障害となっている落差工や護床連節ブロックの改良を進めていきます。

釧路自然保護協会
e-水コース

釧路自然保護協会

事業名

手作り魚道による釧路湿原のイトウ個体群復元