Webレポート

事業名

育て、いしかりUMIBEっこ!海と生き物、川のつながり発見事業

【札幌市】特定非営利活動法人いしかり海辺ファンクラブ Webレポート

団体名:特定非営利活動法人いしかり海辺ファンクラブ

事業名:育て、いしかりUMIBEっ子!海と生き物、川のつながり発見事業 

 

NPO法人いしかり海辺ファンクラブでは、いしかりUMIBEキッズクラブという親子を対象としたクラブを運営しており、石狩市内の森、川、海で毎月季節に合わせた自然体験プログラムを実施しています。今年は「海辺の自然環境と生き物のつながり発見事業」・「海と川のつながり発見事業」の2つを実施しました。

  

 「海辺の自然環境と生き物のつながり発見事業」では、自動撮影カメラを使った生き物探しを、8月8日(参加者23名)と9月27日(参加者20名)の2回行いました。また、昆虫探しとオリジナル昆虫図鑑作りを9月6日(参加者20名)に実施しました。生き物探しでは、生き物の種類とその生態を予測し、カメラ設置場所の検討と設置を行いました。結果として、環境とのつながりを探る上では情報が少なく課題が残りました。しかし、多くの種類の生き物が生息していることが分かりました。一方、昆虫探しでは、採集した昆虫の図鑑作りに挑戦しました。一過性の経験に終わらず、来年以降も図鑑に載せる昆虫を増やす楽しみができました。

  

 「海と川のつながり発見事業」では、石狩浜のコハクと砂はどこからきたのかを探りました。7月23日(参加者22名)石狩川河口でコハク探しを実施し、川と海がつながっている事を確かめ、コハクがなぜ河口にあるのか考えました。残念ながら、この日は全員で探しても2個しか見つけられなかったので、後日再挑戦しました。この経験から、河口の環境は常に変化する事、コハクがある時の河口の状態を比較する事ができました。10月17日(参加者22名)には、石狩川を遡り、旭川まで行きました。神居古潭では、石狩川流域の地質や岩石に関して学び、市内河川敷では、岩石を集め、岩石標本を作りました。標本作りでは、自分の集めた岩石に名前がついていくのが面白かったらしく、岩石に興味を持ってもらう良い体験となりました。活動のまとめを、10月31日(参加者13名)に行い、石狩川流域マップを作成しました。岩石や砂を顕微鏡で観察し、岩石は砂になったとの結論に達し、実際に岩石を割って砂になるか実験を行いました。

  

今回、北海道e-水プロジェクト助成金により、多岐にわたる活動を子ども達は経験する事ができました。初めて挑戦したプログラムも多く、課題は残りましたが、プログラムに対する子ども達の反応が分かり、改良点を検討する良い機会となりました。今後は新しい活動も取り入れつつも、活動を継続させていきたいと思います。

特定非営利活動法人いしかり海辺ファンクラブ
e-水コース

特定非営利活動法人いしかり海辺ファンクラブ

事業名

育て、いしかりUMIBEっこ!海と生き物、川のつながり発見事業