Webレポート

事業名

グローカルでいこう!水環境保全意識の向上をめざす「水ミーティング2018」

【北見市】北海道北見北斗高等学校サイエンスクラブ グローカルアクションプロジェクト Webレポート

団体名:北海道北見北斗高等学校サイエンスクラブグローカルアクションプロジェクト

事業名:グローカルで行こう!水環境保全意識の向上を目指す「水ミーティング2018」 

 

2018年7月15日、北見市立図書館多目的視聴覚室にて水環境啓発シンポジウム「水ミーティング」を実施しました。当日は、のべ75名の来場がありました。

  

水ミーティングのコンセプトは、学校間連携と産官学連携によるグローカルな視点の水環境啓発活動です。午前に行ったローカルの部では、常呂川流域で水に関する活動を行っている食品工場、河川事務所、北見市浄化センター、林野庁の方がそれぞれの立場から発表を行いました。午後に行ったグローバルの部では北見工業大学から韓国、タンザニアの留学生とドイツ出身の職員に参加していただき、ディスカッション「知ろう!海・川・湖沼・水のこと」を実施しました。ディスカッションではそれぞれの地域における水環境の違いについて語り合いました。来場者からは,「意味のある活動なので継続してもらいたい」「水を大切に利用したい」「今まで知らなかったことを知ることができた」などの感想をいただきました。

 

水ミーティングの開催に先立ち、常呂川の水質・底生動物の調査を5月4日、7月10日、ゴミ調査を4月30日に行い、その結果を水ミーティングで部員が発表しました。水質はパックテストと水質計、透視度はアクリルパイプで自作した透視度計によって測定しました。常呂川は2016年8月の台風被害以来,降雨後に河川の濁りが発生しやすくなっており、今回の調査でも下流域で強い濁りが見られました。昨年の調査時には、流れ込んだ土砂の影響のためか河床が平坦化している印象を受けましたが、今年は河床の起伏が台風前の状態に戻りつつあるように感じられました。

 

水ミーティングは、常呂川調査を通して水環境を学んでいるサイエンスクラブ部員の「市民に水環境保全をよびかけたい!」という思いからスタートしました。部員たちの思いの実現をバックアップして下さった北海道e-水プロジェクトには心から感謝しています。今後は水ミーティングの認知度をもっともっと高め、環境問題に興味のある方々がつながる場としての機能も果たしたいと考えています。連携の枠を拡大し、水環境保全のさらなる啓発を呼びかけていきますので今後も応援お願いします。

  

北海道北見北斗高等学校サイエンスクラブグローカルアクションプロジェクト

北海道北見北斗高等学校サイエンスクラブ グローカルアクションプロジェクト
助成団体

北海道北見北斗高等学校サイエンスクラブ グローカルアクションプロジェクト

事業名

グローカルでいこう!水環境保全意識の向上をめざす「水ミーティング2018」