Webレポート

事業名

常呂川流域住民の水環境保全意識の向上をめざす「水ミーティング」の実施

【北見市】北海道北見北斗高等学校サイエンスクラブ グローカルアクションプロジェクト Webレポート

団体名:北海道北見北斗高等学校サイエンスクラブ グローカルアクションプロジェクト

事業名:常呂川流域住民の水環境保全意識の向上をめざす「水ミーティング」の実施

 

2017 年 7 月 16 日、北見市立図書館多目的視聴覚室にて水環境啓発シンポジウム「水ミーティング」 を実施しました。当日は激しい雨でしたが、のべ 120 名の来場がありました。 水ミーティングのコンセプトは、学校間連携と産官学連携によるグローカルな視点の水環境啓発活動。 午前に行ったローカルの部では、常呂川流域で水に関する活動を行っている小学校,高校,大学,製糖工 場,北見市浄水場の方々に集まっていただき,それぞれの立場で水に関する発表を行いました。午後に行っ たグローバルの部では、ザンビアで青年育成に関わった元青年海外協力隊の渡邊先生,海ゴミの専門家で ある放送大学客員教授 磯部先生に講演をいただきました。来場者からは,「川と海の関係がわかった」「水 を大切に利用したい」「いろいろな立場の人たちが集まることに意味があると感じた」などの感想をいた だきました。

 

水ミーティングの開催に先立ち、5 月 3・4日、7 月 11 日に常呂川の水質・底生動物の調査を行い、 その結果を水ミーティングで部員が発表しました。水質はパックテストと水質計、透視度はアクリルパイ プで自作した透視度計によって測定しました。常呂川は昨年8月の台風被害以来,降雨後に河川の濁りが 発生しやすくなっており、今回の調査でも下流域の透視度が 5cm 以下の強い濁りが見られました。その ため、検水中の微細土粒子を吸引ろ過によって取り除かなければ測定できない状態でした。また、流れ込 んだ土砂の影響を受けたためなのか河床が平坦化している印象を受け、底生動物の種類も少ないように感 じられました。

 

この度の水ミーティングの企画は、常呂川調査を通して水環境を学んでいるサイエンスクラブ部員の「市 民に水環境に関するよびかけをしたい!」という思いからスタートしました。部員たちの思いの実現に向 けてバックアップして下さった北海道 e- 水プロジェクトには心から感謝しています。今後は環境系市民 団体やNPOや北見市在住外国人など,連携の枠を拡大して一層の水環境保全の啓発に努めていきたいと 考えています。 

 

北海道北見北斗高等学校サイエンスクラブグローカルアクションプロジェクト

北海道北見北斗高等学校サイエンスクラブ グローカルアクションプロジェクト
助成団体

北海道北見北斗高等学校サイエンスクラブ グローカルアクションプロジェクト

事業名

常呂川流域住民の水環境保全意識の向上をめざす「水ミーティング」の実施