Webレポート
釧路湿原の体験学習プログラム
【鶴居村】KODOMOラムサールin鶴居村実行委員会 Webレポート
団体名:KODOMOラムサールin鶴居村実行委員会
事業名:釧路湿原の体験学習プログラム
KODOMO ラムサール in 鶴居村実行委員会では、北海道 e- 水プロジェクト助成金で、釧路湿原の体験学習プログラムを実施しました。
本プログラムは、地域の小中学生を主対象に、KODOMO ラムサール in 鶴居村の開催を中心とした環境教育や地域住民への活動発表会を体系的に実施することで、釧路湿原の環境保全の根幹とも言える集水域や水環境の保全に対する理解を深め、その必要性を広く普及することを目的としました。
地域の小中学生を対象とした環境教育では、5月 28 日に湿原集水域の川の上流部を散策する川たんけん活動、9月3日にウチダザリガニ駆除活動と川の生きものさがし活動を実施しました。活動には、村内の小中学生延べ 33 名が参加しました。川たんけん活動では水の湧き出し口や蛇行する川の様子を観察し、自然河川の特長を学ぶとともに、水のきれいさや水量の豊富さや実感することができました。ウチダザリガニ駆除活動では、特定外来生物への知識やその問題点を学び、駆除に貢献しました。川の生きものさがし活動では、ヤマメやカジカなどの魚類のほかヤゴなどの昆虫類を観察スケッチし、生きものの多様性を実感しました。
平成29年 WEBレポート
KODOMO ラムサール in 鶴居村は、8月4日から6日の2泊3日で開催しました。ラムサール条約に登録されている道内6湿地をはじめ、沖縄県久米島や鹿児島県屋久島、滋賀県琵琶湖など 13 湿地から
36 名の小学生の参加があり、釧路湿原の散策やタンチョウ観察、牧場見学、ヤマベ釣り体験などを実施しました。その後、子どもたち同士で鶴居村の魅力について話し合い、鶴居村の魅力を6つの宝物として表現した手作りポスターを完成させました。ポスターは、今後の鶴居村の PR に活用してもらうよう鶴居村長に手渡しました。地域の子どもたちは、自身の体験と他地域の子どもたちの視点から、地域の魅力を再発見することができました。また、他地域の子どもたちと交流を深めながら湿地の多様性を学び、今後の活動への意欲を高めることもできました。
地域住民向けの活動発表会や活動の様子などをまとめたパネル展には多くの地域住民が訪れ、子どもの視点から見た鶴居村の魅力を伝えることができました。一連の活動を通じて、活動に参加した子どもたちはもちろん、多くの地域住民が鶴居村の魅力を再認識することができました。
今後は、地域住民の湿地保全への積極的な参画や、湿地を活用した地域活性化に向けた取り組みにつなげていきたいと考えています。
KODOMO ラムサール in 鶴居村実行委員会

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