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事業名

KODOMOラムサール湿地交流会in浜頓別

【浜頓別町】クッチャロ湖等保全対策協議会 Webレポート

団体名:クッチャロ湖等保全対策協議会

事業名:KODOMOラムサール湿地交流会in浜頓別

 

【開催目的】 2016 年は、浜頓別町の開村 100 周年・町制施行 65 周年の記念すべき年となりました。クッチャロ湖 の水環境の保全に取り組む本協議会は、次の 100 年へ保全活動がつながるように地域住民や各種団体の協 力を得ながら、湿地で活動する子ども達を地域全体で育てる事を目的に「KODOMO ラムサール」を開催し ました。

 

【KODOMOラムサール湿地交流 in 浜頓別】 

8 月 5-7 日の開催に向けて、本協議会は、地元団体やラムサールセンター、日本国際湿地保全連合と実行 委員会を設立しました。事前会議を重ねて、生まれて初めて、北海道やクッチャロ湖に来る子ども達へ本町 で何を見せて体験してもらうか真剣に議論し、各団体で体験プログラムを考案し、解説を行ってもらいまし た(写真 1)。

 

 本番 1 日目、劇団シンデレラによる環境ミュージカルを見学し、各地の子ども達が活動発表をしました。 アイスブレイクも兼ねた「北海道湿っちカルタ大会」も行われ、地元高校の校長先生による星空解説を行っ てもらいました。

 

2日目、ベニヤ原生花園・頓別漁港・砂金公園・牧場見学・クッチャロ湖の漁業・カヌーなどの自然体験 に参加し(写真 2)、その後、子ども達は、KODOMO 会議を行いグループディスカッションで浜頓別町の 宝を選び、夜遅くまでイラストの作成とメッセージを考てくれました(写真 3)。

 

3日目、子ども達は、各グループの宝を発表し、全体でお宝ポスター、メッセージを完成させました(写 真 4)。地元の子ども達から、町長へ完成したポスターを贈呈しました。

 

【成果・まとめ】 

国内 11 ヶ所の湿地から、32 名の子ども(小学 4 ~ 6 年)が集まりました。一般公開には、1日目に約 200 名、3日目に約 150 名の住民が集まりました。子ども達は、浜頓別町の宝を次のとおり選んでくれま した(写真 5)。 ○ベニヤ原生花園 ○自然を守る心 ○星空 ○砂金 ○クッチャロ湖 ○自然のバランス また、メッセージは、参加した子ども達全員の意見が一致して、次のとおり決まりました。 「ありがとうキセキと宝と感動を命輝く浜頓別 ~ぼくらと一緒にさがそう ここにしかない宝を~」

 

各団体とも趣向を凝らして子ども達の受入れを行ってくれました。子ども達の発表で、普段あたりまえに ある地域の宝に気づかされました。 本事業は、単に子ども達の交流という事では無く、地域を巻き込むことによって、新たな気づきや地域間 の交流が生まれました。8 月 27-29 日に鳥取県米子市で開催された「ラムサールシンポジウム 2016 in 中海・宍道湖」でポスター発表を行い、300 名を超える湿地関係者へ紹介する事もできました。また、10 月 14 日には、「振り返りの会」を開催して、携わった各団体で成果を共有した事で、今後の子ども達の育成 事業への理解も深まりました。

 

北海道e‐水プロジェクトの助成を頂いた事で、本事業が開催でき、持続可能な環境教育・まちづくり・ 水環境の保全が進められる事となり、感謝申し上げす。

 

クッチャロ湖等保全対策協議会

クッチャロ湖等保全対策協議会
助成団体

クッチャロ湖等保全対策協議会

事業名

KODOMOラムサール湿地交流会in浜頓別