Webレポート

事業名

世界自然遺産10周年 らうすの海いつまでもプロジェクト~みんなで守ろう羅臼の海-

【羅臼町】知床羅臼町観光協会 Webレポート

団体名:知床羅臼町観光協会

事業名:世界自然遺産10周年 らうすの海いつまでもプロジェクト~みんなで守ろう羅臼の海-

 

古くから漁業で繁栄し、現在は観光分野でも多くの恩恵を受けている羅臼の豊かな海を後世に残 していく活動として、平成26年度から北海道℮-水プロジェクトの助成を受け当町の地域住民や 観光事業者はもちろん多様な関係団体と全国各地の羅臼ファンが一体となり「らうすの海いつまで も」を合言葉に保全活動と普及啓発活動を展開してまいりました。

 

平成27年度は、昨年度に引き続き実施した地域と全国各地の羅臼ファンが一体となった環境保 全活動と、羅臼の海の豊かさとそれらを守り伝える活動をしている地域の人達に触れあっていただ こうとJTB北海道釧路支店様の協力をいただきながら企画したモニターツアーの2本の柱でプ ロジェクトに取り組んでまいりました。 

 

世界自然遺産登録10周年記念日である平成27年7月17日に開催した環境保全活動は平日 の開催にも関わらず町内外から多くの参加者にお集まりいただき、国後島や羅臼岳ははっきりと姿 を見せ、海ではシャチのファミリーが悠々と泳ぐ姿を肉眼で確認できる最高のコンディションの中 参加者全員笑顔いっぱいで保全活動に取り組みました。 遠くは福岡県や宮崎県からの参加やご家族で参加いただいた町内のファミリーの参加など2回 目の開催となった今年度は『らうすの海いつまでも』というキャッチフレーズと共にこの活動が浸 透してきた証だと感じいるところです。 参加者に配布した記念タオルは羅臼町出身のデザイナー池田蔵人氏が幼いころから眺めていた 羅臼の海と世界中の人たちを笑顔にしている今の姿を重ね合わせ、らうすの海がいつまでも残るよ うにと願いを込めてデザインしました。

 

3日間に渡り、羅臼の産業や漁業の歴史、豊かな自然を活かした体験プ ログラムなどを通じ羅臼の海の豊かさを伝えたモニターツアーは、地元漁 業者やプロカメラマンなどにも受入に協力いただき、豊かさを伝えると共 にこの地域を守りそして伝える活動に取り組む人々の姿も見せることがで きました。 お客様に一番関心いただいた昆布倉庫見学ではミラノ万博などでも羅臼 昆布のPRをおこなっている昆布漁師の井田一昭氏がガイドを務め、羅臼 昆布が高い理由や羅臼昆布特有の作業工程などについてレクチャーしまし た。『素晴らしい羅臼昆布が育つのも山の恵みを海まで運んでくれる30を 超える河川が羅臼には流れているから。僕たち昆布漁師も一生懸命良い昆 布を作り上げるので、この豊かな海を守るためみなさんのお力もお貸しい ただきたい。』と参加者の皆様にお話しをいただきました。

 

今後も、世界自然遺産知床羅臼町として、地域住民と全国各地の羅臼ファンが一体となりらうす の海いつまでもプロジェクトを継続的に取り組んでまいります。 道民の宝でもある知床の自然をいつまでも残していけるよう、今後とも皆様のお力添えをいただ ければ幸いです。

知床羅臼町観光協会
助成団体

知床羅臼町観光協会

事業名

世界自然遺産10周年 らうすの海いつまでもプロジェクト~みんなで守ろう羅臼の海-