Webレポート
「水」と人の繋がりから地球環境を考える体験型学習事業
【富良野市】NPO法人C・C・C富良野自然塾 Webレポート
団体名:NPO法人C・C・C富良野自然塾
事業名:「水」と人の繋がりから地球環境を考える体験型学習事業
NPO 法人 C・C・C 富良野自然塾は、北海道 e-水プロジェクト助成金を活用し、「水」をキーワー ドにして、次の5つの体験型学習プログラムを開発しました。
①森に隠れている水を探そう ~木の下はどうなっている?~ 平成 27 年 7 月 5 日(日)、13 家族 42 名と一緒に、森の中に「水」がどこに隠れているのか を探しました。 参加者は皆、裸足になり、各々気に入った葉っぱを頭につけて木になり、森を歩きました。土や落 ち葉からは冷んやりとした湿気、小川のせせらぎ、葉っぱや茎の中にある「水」、掘った穴の中で感 じる「水」など、沢山の「水」を見つけました。 最後は、人間が生きていくのに欠かせない「水」は、森が大きく関わっていることを伝え、植樹体 験も行いました。
②水の星・地球 ~人の視点と微生物の視点~ 平成 27 年 8 月 15 日(土)、未就学児から小学生とその親御さん、総勢 56 名と一緒に、「水」 と生き物を考えるイベントを開催しました。まず、生き物の原点である水中生物を、顕微鏡を使っ て観察し、その後、フィールドに招き入れた羊の様子を観察しました。子どもたちは、水から始ま った生物の進化の過程を感じることができたのではないでしょうか。 ちょうどお腹が空いた頃、みんなでカレーを作って食べました。カレーに入っているお野菜も、「水」 がないと収穫できないのですよね。
③水と土 ~2015 年は国際土壌年~ 平成 27 年 8 月 23 日(日)の植樹イベントには 16 名の参加者が集まりました。 今年が国際土壌年ということもあり、富良野で有機農業を営まれている農家さんを講師としてお招 きし、日頃考えている「土」と「水」の関係についてお話いただきました。
④水とエネルギー ~水力発電の現状~ 平成 27 年 8 月 30 日(日)、水力発電や太陽光発電設備など、自然エネルギーに精通されてい る富良野市在住の家次敬介さんをお招きし、「水」とエネルギーについてお話いただきました。 サラサラと流れる沢の「水」から発電したラジカセから流れてきた曲は、ジョンレノンの「イマジ ン」でした。参加した 18 名の学生にとって、この綺麗な「水」をいつまでも大切にし、自分たち の未来を「想像」するいい機会になったのではないでしょうか。
⑤水と生き物 ~森の生き物たちと水の関係~
平成 27 年 9 月 2 日(水)、道南・大沼公園内でペンションを 経営しながら自然ガイドをされている金澤晋一氏をお招きし、富 良野自然塾のフィールドを使って、大学生 41 名に水と生物につ いてお話しいただきました。 人間の視点ではなく、生き物の視点から「水」を捉える金澤さん のガイドは新鮮で、途中に降ってきた雨さえ「水」を考えるよい 材料になりました。
今回の事業では単発のイベント色が強かったため、アンケート結果などから効果測定を行い、繋が りのあるプログラムになるように開発改良していきたいと考えています。
NPO 法人 C・C・C 富良野自然塾

NPO法人C・C・C富良野自然塾
「水」と人の繋がりから地球環境を考える体験型学習事業