Webレポート
別寒辺牛湿原及び厚岸湖の水環境活動
【厚岸町】別寒辺牛川・ホマカイ川流域環境保全協議会 Webレポート
団体名:別寒辺牛川・ホマカイ川流域環境保全協議会
事業名:別寒辺牛湿原及び厚岸湖の水環境活動
別寒辺牛川・ホマカイ川流域環境保全協議会は厚岸湖・厚岸湾の環境悪化が懸念されるようにな り、水環境や景観を保全するためには、地域の主要な産業である酪農関係者や水産関係者、行政が 共通認識を持って取り組むことが重要であることから、平成4年度に厚岸町及び標茶町を流域とす る別寒辺牛川・ホマカイ川の水辺環境並びに水質保全の推進を通じて別寒辺湿原や厚岸湖、厚岸湾 の水環境の保全を図るため両町、関係産業団体をもって組織されました。 本協議会では、地域住民に水環境を保全することの重要性を伝えるために、別寒辺牛川・ホマカ イ川流域の水質調査の実施や、牡蠣殻を用いた水質浄化施設の設置等の事業を展開しており、水環 境の重要性の認識は着々と広まっていますが、まだ十分ではない状況です。 そこで、さらなる事業として2015年北海道e-水プロジェクト助成金を受けて実施した2つの 水環境保全活動について報告いたします。
1.植樹活動 平成27年5月31日(日)開催 606名参加(うち児童・生徒60名、幼児11名) 次代を担う子どもたちに木を身近に感じてもらいたいとの趣旨で、新たに子どもたち用の植樹場 所の設置をし、記念植樹を行いました。また、植樹終了後には間伐材で作製された「木のしおり」 や「コマ」を配布し、木の大切さや水環境などの自然を守ることの大切さを伝えました。平成23 年度から子どもから大人まで600名を超える参加をいただき、「厚岸町民の森植樹祭」は全道で も有数の規模となっています。
2.水鳥観察館開館 20 周年記念講演 平成27年10月10日(土)開催 82名参加 環境講演会「別寒辺牛川・ホマカイ川流域の水環境を考える」 毎年行っている環境講演会、今年は水鳥観察館開館 20 周年を記念し「別寒辺牛川とホマカイ川 流域の水環境を考える」と題し、厚岸翔洋高等学校・標茶高等学校の生徒による研究発表と5人の 講演者による講演が行われました。
森林〜湿原〜汽水湖〜海洋とそれらをつなぐ河川について、様々な側面からの科学的な報告があ り、水環境とそれを取り巻く人々との切っても切れない重要な関係性について再認識し、新たな知 見を得る事ができました。 これらの事業の成果から、今後も別寒辺牛川・ホマカイ側流域の関係機関と協力し、事業の展開 をしていきたいと考えています。
別寒辺牛川・ホマカイ川流域環境保全協議会

別寒辺牛川・ホマカイ川流域環境保全協議会
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