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第25回 滝野の自然に親しむ集い
【札幌市】北海道自然観察協議会 Webレポート
団体名:北海道自然観察協議会
事業名:第 25 回 滝野の自然に親しむ集い
活動場所:札幌市南区滝野 106 番地 アシリベツ川及び滝野自然公園
活動日(期間):平成 26 年 8 月 9 日(土)・8 月 10 日(日)* 現地下見(アシリベツ川河畔の除草作業・滝野自然公園観察コースの下見 を含む。) 7 月 26 日(土)・8 月 3 日(日)
参加人数:13 名(一般参加者 10 名、 自然観察指導員 6名)
第1日(8月9日(土))
*集合場所 滝野自然学園
(1)受付 10:30〜
(2)入園式 (前庭)
(3)初めましてゲーム・参加家族自己紹介(前庭)
(4)オリエンテーション(食堂) ①施設利用の説明(滝野自然学園職員) ②諸連絡 — 昼食・自由時間 — *活動場所のアシリベツ川辺に移動
(5)せせらぎウォッチング(アシリベツ川) 13:00〜15:00 <写真1・2・3> 川にすむ生物(魚、水生昆虫、甲殻類等)の採集と観察 ニジマス・ハナカジカ・スナヤツメ・フクドジョウ・ エゾホトケドジョウヤゴ各種・ カゲロウ(幼虫)・トビケラ(幼虫)・ スジエビ・カワニナなど 自然環境における水を中心とした循環と生物の役割についての学習 *滝野自然学園にもどる。
(6)昆虫採集・自然観察(裏山) 15:00〜16:00
(7)夕食づくり・夕食(前庭)16:00〜18:00 薪割り体験、飯盒炊飯、夕食(カレーライス)
(8)キャンプ−ファイア(前庭) 19:00〜19:40
(9)ナイトハイキング(裏山)、 20:00〜20:20 裏山の散策路を無灯火・無言で歩き、森の中で5分間立ち止まりながら夜の森を観察。
(10)星空ウォッチング(前庭) 20:25〜21:00 敷いたシートに仰向けで夜空を観察。幸運にも、この間だけ雲がなく、星座や星までの 距離などの話をききながら、夏の大三角・北極星・人工衛星・流れ星を観察。
(11)交流会 (食堂) 21:00〜22:00 大人グループ、子どもグループに分かれ交流。
(12)就寝 22:0
第2日(8月10日(日))
(1)起床 6:00
(2)早朝ラジオ体操 (前庭)6:30〜
(3)早朝野鳥観察散歩 (アシリベツ川河畔)6:40〜7:20
(4)朝食・清掃 7:20〜8:30
(4)退園式(前庭) * 国立滝野すずらん公園に移動
(5)渓流沿いの自然観察ハイキング <写真4・5・6> 公園内の「森の情報館」から「野と水辺エリア」を歩く。森の観察デッキから森や沢 を俯瞰。沢沿いに動植物の観察。トンボ池や田んぼで水辺の生物を観察。 カナブン、ミヤマクワガタ(♀)、ヤンマやアキアカネ等のトンボ類、アマガエル・ ツチガエル、マツモムシ・コ
(6)アンケート用紙への記入・閉会式 (場所:「森の情報館」レクチャールーム)
◎活動の総括と成果
1、好天に恵まれ、所期の活動を遂行できた。用意していた雨天プログラムは不要となった。
2、この野外の体験的な宿泊を伴う活動により、水辺、森、空を昼と夜の観察を通して、植物や動物(水 生生物や昆虫など)、星(星座、恒星、人工衛星など)を身近にできた。
3、参加者には、自然とのふれあい、知る喜びを体感するとともに、生物の多様さと相互の関わり、自然の中での循環に気付いてもらえた。
4、参加者自らが、川の中で水生生物採集を行い、観察を行うなど、自然とのふれあい方や楽しみ方、 学びかたを体得できた。感性を育み、環境保全への意識の向上、行動への意欲も期待される。
5、宿泊を伴う自然観察会として、北海道における野外活動の基本的な内容のほぼすべてを含んでいる ことから、自然観察指導員のスキルアップと経験の継承ができた。

北海道自然観察協議会
第25回 滝野の自然に親しむ集い