Webレポート
外来生物防除対策事業
【登別市】特定非営利活動法人登別自然活動支援組織モモンガくらぶ Webレポート
団体名:NPO 法人 登別自然活動支援組織モモンガくらぶ (登別市)
事業名:川がつなぐまちと森、幌別川流域、森と水辺の里山づくり
事業概要:地域住民が里山づくりに関心を持ち、地域と水辺・森をつなぐ人材育成ができる。また、世 代を超えた交流が発生し、持続可能な活動の場を創る。また、森と水辺の里山づくりの日を開催し、地 域住民が環境保全に関わる場をつくり、環境保全に対して気づきを促進し、人と自然のつながりの大切 さを知る。
当法人は、北海道e-水プロジェクト助成金で、登別市内の幌別川流域(鉱山地区)において、「川が つなぐまちと森、幌別川流域・森と水辺の里山づくり」事業を実施しました。 本事業は、自然と暮らしのつながりから、地域住民の環境に対する意識向上また気づきを促進し、環 境保全に対して行動できる人材を育成し、持続的な幌別川流域の森と豊かな水環境と人との多様な関係 を構築し、次世代へつなぐ豊かな地域づくりに貢献することを目的としました。
「里山の水辺の環境整備」事業では、かつての鉱山で栄えた時代に水力発電のためにつくられた水路に 水車をまわして、里山と暮らしをつなげる水辺の環境づくりを行いました。水車づくりは、平成25年 4月から10月までの14回で、当法人の環境保全に関わるボランティアチームメンバーが中心となり 作成しました。水車が汲み上げる水を活用し、小川や池を整備した里山の水辺環境づくりを10月から 9回実施しました。0歳からアクティブシニアまで様々な世代のみなさんが、水辺に親しみ交流が生ま れる場が創出され、また、活動を通して、子どもたちが主体的に環境保全に関わるチームが生まれる成 果が得られました。
「幌別川沿いのフットパスの整備」事業では、かつて鉱山時代に活用されていた水路までの古道を復活 し、鉱山の歴史と自然を感じながら、幌別川と親しむせせらぎフットパスづくりを行いました。6月2 3日黒松内にフットパス視察を行い、6月より12回、ボランティアチームが中心となり、幌別川沿い にフットパスを整備しました。地域の水環境を知る新たなフィールドが開発され、また、チームの活動 も活発化し、新たにチームメンバーとなって環境保全に取り組むメンバーが増えました。
10月には、地域住民のみなさんが環境保全に関わる場をつくり、環境保全に対して気づきを促進し、 人と自然のつながりの大切さを知ることを目的に、幌別川流域・森と水辺の里山づくり」を開催しまし た。講師に日月伸氏をお招きし、里山の水辺の環境を歩き、人と森、水辺のつながりが感じられるグリ ーンウッドワークを行いました。また、講師に鈴木隆氏をお招きし、紅葉に染まるせせらぎフットパス を楽しみながら、フットパスの魅力開発を行いました。参加者は67名、関わるボランティアは10名 となり、参加したみなさんから森と水環境のつながりの大切さ、関わる楽しみの声をいただきました。
今回の事業の成果として、環境保全に関わる新たなコミュニティが生まれ、環境保全に関わるボラン ティアが18名から29名に増え、地域住民が里山づくりに関心を持ち、地域と水辺・森をつなぐ人の 輪が広がりました。また、世代を超えた交流が発生し、持続可能な活動の場を創出することもできまし た。今後も、自然エネルギーや森と水環境と人の暮らしをつなげるような新たな可能性も視野に入れ、 地域住民と取り組む森と水環境の環境保全事業として次年度以降も継続していきます。

特定非営利活動法人登別自然活動支援組織モモンガくらぶ
外来生物防除対策事業