Webレポート

事業名

「大沼環境保全プロジェクト」

【七飯町】財団法人 自然公園財団大沼支部 Webレポート

団体名:財団法人自然公園財団大沼支部(七飯町) 

事業名:獲物のあるビオトープ作り 

事業概要:大沼地域で、①炭素繊維、ヨシなどの組み合わせによる水質改善、②湖底のゴミ拾い、 外来種駆除、景観美化活動 

 

(財)自然公園財団大沼支部は、北海道e-水プロジェクト助成金を受け、水質改善実証試験に実績の ある函館工業高等専門学校、国際ワークキャンプの受入れ先であり、青少年のボランティア活動を実践 している大沼マイルストーン22と共催で、地元住民の環境保全に対する意識改革を更に推進し、住民 活動を根付かせるきっかけとして「水質改善」、「植生回復」、「景観美化」をテーマとした大沼環境保全 プロジェクトを実施しました。 

 

1 大沼の現状と課題 大沼の水質は、昭和55年以降、環境基準(COD)未達成で、アオコの発生が常態化するなど水 環境の改善が進んでいない状況です。 また、周辺の環境については、吸い殻、空き缶等のポイ捨て外来種の侵入などにより景観上の問題 などが生じてきています。 

 

2 事業内容 

(1)水質改善の取組 

この取組では、水質の改善に効果のある炭素繊維とヨシの組み合わせによる、「ヨシ浮島植生ユ ニット」を作成、設置しました。 

その効果については、今後継続して観察、分析を行います。 

・実施期間 7月23日~7月27日「ヨシ浮島植生ユニット」作成、設置 以降、観察、分析を継続 

・設置場所 大沼湖内 

・参 加 者 地元住民、ボランティア(コカ・コーラ(株)社員を含む)、学生、関係団体など 

(2)植生回復の取組 

この取組では、外来種駆除のため大沼周辺のオオハンゴンソウの駆除を行いました。 

・実施期間 8月28日~9月9日(9月4日は「道道大沼公園線清掃活動」と合同で実施)

・実施場所 大沼地区 

・参 加 者 地元住民、ボランティア、関係団体など 

(3)景観美化の取組 

この取組では、景観美化のため大沼周辺の清掃活動や植栽などを行いました。 

○清掃活動(主なもの) 

・実施期間 6月13日大沼公園清掃活動(「第 11 回大沼こぶし街道・千の風の森育樹活動」と 合同で実施) 

     9月4日道道大沼公園線清掃活動 

・場 所 大沼地区 

・参 加 者 地元住民、ボランティア(コカ・コーラ(株)社員を含む)、学生、関係団体など 

○植栽活動

プランターを作成して公園内に設置し植栽を行いました。 

・実施期間 8月21日~8月29日プランター作成、設置 

・場 所 大沼国定公園広場 

・参 加 者 ボランティア、学生、関係団体など 

 

3 実施結果 

各取組において、ボランティアのほか地元住民、学生などの参加があり普及啓発活動として効果が あったものと考えられましたが、住民活動として根付かせるためには、地元住民が参加しやすい取組 の検討など内容の見直しを行いながら、今後も継続して活動していく必要があると考えています。

財団法人 自然公園財団大沼支部
助成団体

財団法人 自然公園財団大沼支部

事業名

「大沼環境保全プロジェクト」