Webレポート
「①クッタラ湖における環境保全のための水質調査や水生生物調査②水環境に関する普及啓発のための白老町水環境セミナーの開催」
【白老町】白老町環境町民会議 Webレポート
団体名:白老町環境町民会議(白老町)
事業名:①クッタラ湖における環境保全のための水質調査や水生生物調査②水環境に関する普及啓 発のための白老町水環境セミナーの開催
事業概要:①小・中学生を対象にしたクッタラ湖環境保全のための水質調査や水生生物調査などの 湖塾開催。②白老町民を対象にした町の水事情、水循環、地球温暖化による水の影響等に関するセミ ナーの開催。
白老町環境町民会議は、平成20年7月に白老町の環境を町民自ら考え行動しようと自然保護活動 団体、環境問題に関心のある個人、企業が集合し発足した団体です。当面の目標に「地球温暖化防止」 を掲げ、広く町民に環境に係る諸問題に関し、啓発していくことを主体に活動しています。主な活動 として海岸のゴミ回収・分別事業、環境問題講演会の開催、子供への環境教室開催、省エネ対策セミ ナーなどを実施しています。 平成23年度は水に関する啓発活動を計画し、北海道e-水プロジェクトより助成金を受け「白老 夏の湖塾」と「しらおい水環境セミナー」事業を実施しました。
・白老夏の湖塾 白老は、海・川・湖・滝・湿原など水に恵まれた自然が残されています。虎杖浜地区の水道はクッ タラ湖の浸透水が使用されています。そのクッタラ湖の自然を体験を通して、成り立ちから現在を知 り、今後自然を守っていくことの大切さを学んでほしいと企画しました。
白老夏の湖塾は、白老町内の小中学生を対象として、7月30日にクッタラ湖とレイクハウスを 会場に支笏湖の水とチップの会の協力を得て、16名の小中学生と保護者スタッフ等30名の大人で 実施しました。レイクハウス内では、クッタラ湖がどのようにして出来たのか、どんな生物が生息し ているのか等を学びました。
屋外では湖に定置網を仕掛け、魚を捕獲し実際に手にとって、講師から説明を聞きました。網で捕 獲した結果は、北海道知事へ特別採捕報告書として提出しています。また、ボートで湖に出て、透明 度の調査を行いました。水深20mから水を採取し水温、PH、DO、CODを試薬等により参加者 一人ひとりが調べました。 初めてクッタラ湖に来た子供もいて、驚きとともに楽しさを満喫していました。今後もより多くの 子供たちが、自然を守り育てることを考えるような企画をしていきたいと思っています。
・しらおい水環境セミナー
水資源が豊かな白老の水環境に関して、広く町民に環境保全を呼びかけることを主眼に10月15 日に白老町総合健康福祉センターで開催しました。同時にロビーでは、白老の自然保護活動を行って いる4団体のパネル展を開催しました、白老では始めての企画です。
講師の小林三樹先生(藤女子大学)が「白老の水・世界の水」をテーマに解りやすくお話をされ、 70名程の出席者からは白老の水環境を改めて考えたなど、大変有意義な講演だったと好評でした。 小林先生は白老は水の野外総合博物館と講演されていました。
これからも多岐にわたって町民に方々に環境に関する啓発活動を実施したいと考えています。

白老町環境町民会議
「①クッタラ湖における環境保全のための水質調査や水生生物調査②水環境に関する普及啓発のための白老町水環境セミナーの開催」