Webレポート

事業名

清流厚沢部川で体験する川下りと川の生き物観察会、 アユ資源の維持・増殖事業

【厚沢部町】厚沢部町河川資源保護振興会 Webレポート

団体名:厚沢部町河川資源保護振興会(厚沢部町) 

事業名:厚沢部川における水産資源保護・増殖事業及び水辺環境保全に関する啓蒙活動 

事業概要:鮎・カワヤツメの人工種苗の生産・放流、保護・増殖。また小学校や親子対 象の水辺の体験学習・観察会を行い、水辺自然環境の保全の必要性、重要性を学び、未 来の自然体験活動指導者等の育成を図る。 

 

清流あっさぶ川で体験する川下りと川の生き物観察会事業及び鮎の人工種苗生産事業

 

厚沢部町河川資源保護振興会は、北海道 e‐水プロジェクト 2011 の助成金により、「清 流あっさぶ川で体験する川下りと川の生き物観察会事業及び鮎の人工種苗生産事業」を 実施しました。

 

平成 23 年8月5日に実施した「清流あっさぶ川で体験する川下りと川の生き物観察会 事業」では、水辺自然体験学習に関する有資格者の指導による「川下り体験」及び北海 道教育大学函館校特任教授(日本魚類学会会長):後藤晃先生、北海道大学名誉教授:前 川光司先生を講師に迎えての「川の生き物観察会」により、子供たちに厚沢部川の自然 を心と体で実体験してもらい、自然(河川環境)を守ることの大切さ、水生生物の生態、 生き物の多様性を守ることの意味を理解してもらいました。また、子供たちに忘れるこ とのできない、ふるさとの楽しい思い出とふるさとの美しい山河を心に刻んでもらえた ことと考えます。大人になっても自然を愛し、環境保全の必要性を考えることが出来る 人格形成の切欠づくりとなってくれることを願い実施しました。

 

8月 28 日から9月 18 日までの期間に実施した「鮎の人工種苗生産事業」では、北海 道の特別採捕許可により採捕した天然鮎を川に設置した生簀で生かし、3~5日間隔で 人工授精を行いました。遺伝子の多様性を保つため出来るだけ多くの親魚を使用した受 精卵の生産を行い、天然鮎資源の増殖を図りました。また、子供たちに鮎・カワヤツメ の人工授精体験及び受精卵の飼育体験をしてもらうことにより、水辺環境保全の重要性 と水生生物の保護・増殖に対する意識を高めてもらい、人間の営みと川の関係を理解し てもらう切欠づくりが出来たものと考えています。 

両事業ともに参加人数が尐人数に限られることや、事業担当者の熟練度など、改善し なければならない点も幾つか見受けられました。 

今後は、現在実施している事業を継続実施し、新たな事業にも積極的に取り組み、会 の発展と事業の充実を図りたいと考えています。 

尚、詳しい事業紹介は、ホームページ(厚沢部町河川資源保護振興会ホームページ、 で検索)に掲載していますので是非ご覧下さい。

厚沢部町河川資源保護振興会
助成団体

厚沢部町河川資源保護振興会

事業名

清流厚沢部川で体験する川下りと川の生き物観察会、 アユ資源の維持・増殖事業